先日、久しぶりに ”その病院” に行った。医療的ケアの研修を受けに行ったのである。受講者は、主に、現在働いていない、いわゆる ”潜在看護師” が数十名、もちろん、私のようにすでに保育園などで勤務しているものもいる。訪問看護の関係者もいる。 その病院には、重症心身障害児の病棟がある。その病棟の部分は、医療施設でもあり、入所型の福祉施設でもある。いわゆる ”じゅうしん”。県内に数カ所ある”じゅうしん”の基幹的な病院である。 現在、日本の重症心身障害児(者)は新生児医療の進歩によって増加し続けている。しかし、入所施設のベッドはすでにどこも満員であり、在宅で家族がケアをしているケースが大半である。 ま…