これも知恩寺秋の古本まつりで三密堂書店から。野村瑞城『白隠と夜船閑話』(日本心霊学会、大正15年5月初版・同年11月9版)を200円で。実は、既に同書の戦前発行分と戦後発行分を持っているので、普通なら買わないところである。しかし、写真のようにびっしりと書き込みがされていて、面白そうだと買ってみた。こういう「痕跡本」*1を買うと、処分しようとする時に古本屋から「値段が付きませんが…」と門前払いされるので、よい子はマネしないように。 赤鉛筆と青鉛筆も使った書き込みで、一種の芸術性すら感じる。本文への書き込みは傍線のほか自身の感想のようだが、遊び紙や扉などに書いてあるのは、「次世代デジタルライブラリ…