以下は、2023年6月18日 KISARAGI vol.1201 に掲載した「宇祖田都子の身辺雑記 その5 それから2023年6月18日までのわたし」の内容に、野村日魚子さんの川柳と短歌の引用を加えたものです。 ここから本文 鬱陶しいという文字だけで頭痛の去らない日々ですが、鬱陶しい気候もまたその時でなければ味わえない現象ととらえて、不調は不調として詠っていけたらいいなと思うのです。 ゆるさない絶対にゆるさないぞとびしょ濡れの犬が言いやわらかい布で拭いてやる(野村日魚子さん『百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た』より ところでわたし、…