国の特別天然記念物タンチョウの生息地と、国内有数の野鳥飛来地を抱える釧路・根室管内で、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)の検出が相次いでいる。タンチョウとオオハクチョウでのウイルス検出が7、8日、新たに発表された。9月以降の今季、野鳥の感染は全国7例で、うち4例が釧根管内に集中。野鳥の越冬や渡りのシーズンが本格化するのはこれからで、関係者は感染拡大を防ぐために衰弱個体の早期発見を目指すなど、警戒を強めている。(北海道新聞釧路根室版2023/11/9) ■飛来ピークこれから 衰弱個体を警戒 釧路・根室管内で高病原性ウイルスが確認されたのは、昨年同期は1例のみ。釧路総合振興局の高橋良幸農…