写真はトビ(天神崎、2022.3) ところでその野鳥だけれど、わたしはいつまでたってもその知識も、彼ら彼女らの姿を双眼鏡で捉える俊敏さも、あるいは写真に収める技術も、いつまでたってもビギナーの閾だ。カズヒコのリクエストのままに各処で行われる探鳥会に参加し、図鑑や野鳥の生態について書かれた本を読みはするが、どうしてもわたしは枝葉末節に気持ちが、眼が、向いていってしまう。 というのはいつごろからか、わたしは鳥とは関係のなさそうな映画や本、音楽のなかに鳥を見出すことに興味のベクトルが向かってしまった、ヒマさえあればスマホをだらだらいじってしまうのは現代人の習いだけれど、そんなときわたしは、アップルミ…