敦賀市樫曲(かしまがり)は南北朝時代、正覚寺ゆかりの武将・里見伊賀守時成が瓜生保(うりゅうたもつ)らと壮絶な討死をした場所で、瓜生保の墓もあります。伝承では里見時成の子、里見成純が、正覚寺(元は妙観寺)の開基とされています。 南北朝の争いで、戦闘はかなりの激戦であり凄惨な様相だったようです。詳細については太平記に記されているので関心がある方はお読みください。 樫曲は旧北陸道が通っており道沿いには木ノ芽川が流れています。古来多くの人がこの地から木の芽峠に至る道を往来したのでしょう。 2024年6月思いたって樫曲を訪ねてみました。以前、この地区の寺院の法座に何度か伺ったことがあり、およその場所はお…