1 金融探偵とは 今ある仕事がなくなったら、明日からどうやって暮らしていこう? 誰もが一度は感じる不安です。 本作の主人公、大原次郎はそういう境遇に陥った一人です。 勤めていた銀行が精算されることとなり、その前に退職となったのでした。 職探しをしながら、頼まれごとの相談にのっていくうちに、身に付いた金融の知識で難問を解決する。 そんな役回りとなっていました。 「金融探偵」の誕生です。 金融探偵 (徳間文庫) [ 池井戸潤 ]価格: 649 円楽天で詳細を見る 2 お金の使い方は人柄を表す 池井戸さんの小説には、時折でてくる表現です。 預金通帳の動きを見れば、その人がどんな生活、どんな性格をして…