春の山に雪が舞う静かな朝、目を覚ますと窓から見える山の景色に心が和みました。自然の移ろいを感じる静けさの中で、ふと、今年の金運について、一年の流れを見ておきたいと思い、静かに卦を立てました。 占った日は、庚辰(かのえたつ)月・甲寅(きのえとら)日、得られた卦は、「風火家人」が「風山漸」へ変わるもの。 いずれも風を内に含む卦であり、風が山の斜面を這うように、急がず、しかし確かに進んでいく流れがそこにはありました。変化の速さではなく、方向性が大切になる。そんな印象を受ける卦です。 空亡(くうぼう)は子丑。 用神には「妻財丑土」が現れ、自分自身を象徴する世爻でもあり、それは、自分に金運が巡ってくる証…