《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info その北九州線も、1990年代に入ると既に利用者も減少していて、筆者はあまり知りませんでしたが、存廃が問題になっていたようです。確かに、言われてみると筆者が北九州線に乗って小倉車両所に通った1991年には、朝の通勤ラッシュの時間帯でも「満員」とはいえない状態だったことを思い出します。どれだけ混んでいたとしても、座席にありつくことは叶わくても、立っていて隣の人と密接になるような状態ではありませんでした。 ボギー台車を履く単車だった600形は定員80人ですが、それを満たすほどの利用率はなかったのです。これが、定員160にに…