国鉄の鉄道公安職員を祖とする、鉄道専門の警察隊。
国鉄時代に設置されていた鉄道公安職員(鉄道公安官)が、JRへの分割民営化に際して解体されて各都道府県警察へと編入されて誕生した。
現在では地域部または生活安全部の下で、JRを中心とした各鉄道における治安維持を担当している。主な管轄は鉄道駅構内、列車内、線路沿線などとなっている。
しかし鉄道は県境とは無関係に敷設されている為、活動の利便性などから管轄を接する警察本部との事前の申し合わせにより、互いの管轄内での取り締まりなどの連携活動を行っている。
また重大事件発生時には発生場所の管轄警察署と合同捜査を行うなど、警察組織内ではかなり特殊な位置付けとなっている。