父の詫び状向田邦子文春文庫2006年2月10日 新装版第一刷2007年5月15日 第四版 向田邦子さんの『父の詫び状』。頭木弘樹さんの『絶望名言』の向田邦子さんの話しの中で紹介されていた本。 megureca.hatenablog.com そこで『父の詫び状』の「あとがき」からの引用で紹介されていた、向田さんの言葉は、 ”厄介な病気を背負い込んだ人間にとって、一番欲しいのは「普通」ということである。” ”誰に宛てるともつかない、のんきな遺言状を書いて置こうかな、という気持ちもどこかにあった。” というもの。 本書のあとがきに、これらの言葉の背景の説明があった。昭和53年10月にかかれたあとがき…