『三国志名臣列伝 魏編』などという文庫が出ているのを知り、おっと思って買ったのだけど、実はその前にすでに『後漢編』が出ていたのだな。迂闊であった。けどまあ読む順番はさほど問題ではなかろう。 [asin:4167922258:detail] 取り上げられているのは程昱、張遼、鍾繇、賈逵、曹真、蔣済、鄧艾の7人。それぞれについて、その生い立ちから、魏の名臣として取り立てられていく様子、そしてその最期までが、掘り下げて語られる。 いずれも、宮城谷三国志に登場はするものの、どちらかというと脇役という位置付けの人物である。もともと宮城谷三国志というのは、主要な登場人物についてはその親、下手すると二代とか…