代書屋という職をご存じでしょうか。なんでも人の代わりに手紙を書くのが仕事だという。 本のカバーにあるあらすじを見ながらも、けったいな職業があったものだと斜に構えつつも手に取ったのは、七割くらいは東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』と取り違えていたからだと思う。いつだかの飛行機で映画『ナミヤ・・・』を見たのだが、あれの小説だったら子供達は読んでくれるかも、と期待してのこと。 というか、カバーのあらすじを見た時点で、この本が自分が意図した作品ではないと認識はしていた。でも代書屋なんて面白そうだし、ということで買ってしまった。そして、実際面白かった! ま、代書屋という不思議な職を見た時点で子どもに読ませ…