本車も信越線で使用された原形クハ68で、元番号はクハ68019でした。本車に関しては、関西から中央西線電化で名古屋地区に移り、さらに 73系の転入で信越線長野地区に移った車両ですが、名古屋地区のクハ68の多くが客室内ペイント塗りつぶしになっていたのに対し、本車はそれを逃れニス塗りが維持されていた車です。またご覧のように運転台右側窓が H ゴム化はされていませんが、R のついた窓に交換されています。おそらくこれは長野転入時に防寒・隙間風対策として1段窓に交換されたものと思われます。 なお、本車は奇数向きですが、本来は偶数向きなのでおそらく長野転属時にトイレなしクハを奇数向きにそろえる目的で方向転…