味酒(うま酒) 三輪の祝(はぷり)の 山てらす 秋の黄葉(もみじ)の 散らまく惜しも 現代訳 うま酒で名高い三輪の神山(三輪山)に仕える祝(はふり=神官)よ。その山を照らす秋のもみじが、散ってしまうのが惜しいことだ。 歌の意味 この歌は、奈良県桜井市の三輪山(みわやま)を詠んだものである。三輪山は古来より神の鎮まる山とされ、日本最古の神社の一つである大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体。 「味酒(うまさけ)」は三輪にかかる枕詞で、大物主神(おおものぬしのかみ)を祀る三輪の地が、古くから「美しき酒」「神聖な酒」の産地であったことに由来する。 「祝(はふり)」は、神に仕える神職を意味する。 「山照…