生産過剰になってしまったキャベツをトラクターで引き潰すのと、原理はおそらく一般だろう。 昭和六年、豚の価格が暴落した際、群馬のとある農家では、小豚を生きた状態のまま利根川まで曳いてゆき、淵をめがけてぶち込んで、あとは知らぬ存ぜぬと、始末をつけたそうである。 つまりは溺死させたのだ。 (Wikipediaより、利根川源流) 当事者の立場からすれば、不良債権の手軽な処理を図ったまでと、それなりに理のある行為だろうが。 しかし、さりとて、こんな景色を見せつけられると、水質汚染だぞ阿呆めが、せっかくの清らかなる流れ、もっと大事に扱えや──と抗議したくもなってくる。 いったい川を処刑装置に擬するのは、ひ…