村上春樹さんは、小説を書くことは①体力を整え、毎日定期的に書く②事前にシノプシスやストーリーを考えず、自身の「地下二階」からジワリと出てくる物語を待つ、という2点であるとおっしゃっている(自分しらべ)。 川上未映子さんによるインタビュー集、「みみずくは黄昏に飛び立つ」P.145ではこうおっしゃっている。 結局ね、読者って集合的には頭がいいから、そういう仕掛けみたいなのがあったら、みんな即ばれちゃいます。あ、これは仕掛けられてるな、っていうのがすぐに見抜かれてしまいます。そうすると物語の魂は弱まってしまって、読者の心の奥には届かない。 ここでおっしゃっている「物語の魂」、これは上述の「地下二階」…