前回:創世記1:2の「闇」の扱い ギャップ・セオリーにおいて創世記1:2で神にさばかれた被造世界が描かれていると考えられている根拠は、地がトーフー・ワ・ボーフーであったという記述だけではありません。創世記1:2では続けて「闇が大水の面の上にあり」と言われています*1。ここに出てくる「闇」と「大水」それぞれの要素について、ギャップ・セオリーでは創世記1:2の前に神のさばきが下ったことの根拠とされています。前回は「闇」を取り上げましたが、今回は「大水」を取り上げて、ギャップ・セオリーの主張を検証してみましょう。 「大水」(テホーム)の意味 創世記1:2の「大水」について 「大水」はさばきの結果か?…