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阪神電鉄

(地理)
はんしんでんてつ

正式名称:阪神電気鉄道株式会社
関西の大手私鉄5社の一つ。名前の通り、大阪と神戸を結ぶ路線を持つ。阪神タイガースの親会社。
阪急阪神ホールディングス完全子会社で、阪急阪神ホールディングスグループの中核事業会社。
阪神電車」のブランドで鉄道事業をおこなっている。

運行形態

主に梅田駅〜三宮・神戸間の輸送だが、特急電車は終日山陽電気鉄道山陽電鉄山陽電車)に乗り入れて山陽姫路駅まで運行している。姫路まで行くのは「直通特急*3で、これ以外に普通の「特急」もある。特急は最長で須磨浦公園駅で折り返し、三宮駅以西は各駅停車となる。そのほか、千鳥式停車を活用した複雑な列車種別構成で知られる。
また、直通特急以外の他社との相互直通優等列車として、阪神なんば線を介し近鉄奈良線と直通運転を行う「快速急行」が2009年より運行されている。運転区間は三宮駅*4近鉄奈良駅で、20分間隔で運転されている。ちなみに阪神は他社線に乗り換えることなくキタ(梅田)とミナミ(難波)両方にアクセスできる唯一の私鉄である。
そして、甲子園球場への観客の輸送も特徴としてあげられる。試合終了後、駅に殺到する大量の観客をスムーズに輸送するノウハウにかけては阪神の右に出るものはない。

競合から統合へ

1905年の開業以来、大阪と神戸を結ぶ路線として、国有鉄道(1874年開業)や阪急神戸線(1920年開業)と競合してきた。ただ、JRの発足後はJRがダイヤの改善に努め、また私鉄側の値上げにより運賃の差もなくなったことから、現在は攻勢のJR対守勢の阪神・阪急という構図になっており、最近では阪神と阪急は協力して「梅田〜三宮間を含む通勤定期を持っている人は、同区間については阪急・阪神どちらでも乗れる」と言ったサービスも行うようになっていた。
このような阪急との協力関係は、阪神電鉄株式が投資ファンドによって買い占められる事態が生じたことをきっかけに、阪急と阪神の経営統合という段階に進むことになった。TOBの結果、阪神電鉄は2006年6月27日に阪急ホールディングス(現・阪急阪神ホールディングス)の子会社となり、さらに同年10月1日には株式交換が実施され、阪神電鉄は阪急阪神ホールディングスの100%子会社になった。
鉄道事業は今後も当分は阪急と阪神が別々に運営することになる。
百貨店事業は「エイチ・ツー・オーリテイリング」の傘下に移行。
バス事業については分社化されて「阪神バス」となった。

スルッとKANSAI

関西圏の共通乗車カードシステム「スルッとKANSAI」に加盟している。阪神電鉄の発行するスルッとKANSAI対応カードは「らくやんカード」という。
2006年2月からPiTaPaに対応した。また、7月からIC定期券サービスを開始した。

*1:元町駅から神戸高速鉄道山陽電気鉄道へ乗り入れている。

*2:旧・西大阪線

*3:深夜帯は東二見駅止まりも見られる。

*4:一部 尼崎駅発着の列車がある

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