学生の間はスニーカー、社会人になったら革靴、と決めてかかってきた人生だった。靴は消耗品と思ってきたし、いい革靴を手に入れてせっせと毎日手入れして履いていても、傷が付いたらショックだし、靴底はどうしても減っていく。修理して履き続けることもできるのだろうが、行きつけの専門店があるわけでもなく、結局は履き潰してしまう。 社会人になって最初に買ったのは、靴底が山歩きのキャラバンシューズのようにごついパターンのビジネスシューズだった。外回りの多い仕事だったから、丈夫な靴だと先輩から教えてもらって指名買いした。確かに10年ぐらいは愛用してきた。 フォーマルで使う本格的な革靴も買った。靴底はもちろん革である…