英国・EUの通商拡大と高市政権の対米密着を軸に 2025〜2026年の世界は、私の目には「貿易と同盟の地図が静かに塗り替えられている時期」と映っている。トランプ政権2期目による関税圧力、中国の供給網支配、そして中堅国の戦略的自立。その三つが同時に進行し、EU・英国・日本はそれぞれ異なる選択を始めた。 以下では、要点だけを整理しながら、私なりの見立てをまとめてみたい。 1. EU×インドFTA ―「中国依存」を薄める現実解 私が最も象徴的だと感じたのは、EUとインのFTAだ。 人口・GDPともに世界の約4分の1をカバー 自動車・食品・工業製品の大幅な関税引き下げ 経済協力に加え、安保・サイバー・…