『黒祠の島』を読んだ。黒祠の島 (新潮文庫)作者:不由美, 小野新潮社Amazonそもそも「黒祠」って何だ?そんな言葉初めて聞いたぞ、と思うのだが、この小説の中では以下のように説明されている。 明治政府が行った祭政一致政策によって、全国の神社は位階制で編成され、祭神も正統な神典に記載される神々に改められた。地方の小祠も統合されたり、弾圧されるなどしたが、その中で統合されなかったものを「黒祠」と言う。いわゆる邪教である。 つまり邪教の島だ。主人公の式部はそんな島に、失踪した作家を探してやってくる。 まあとにかくおどろおどろしい話だ。心霊系ではないけど、かなりのスプラッター。 ライターや作家の依頼…