中国内陸部・甘粛省の農村に生きる貧しい夫婦を描いた映画「隠入塵煙(Return to Dust)」が中国国内の主要配信サイトから削除され、議論を呼んでいるようです。 1頭のロバしか財産のない農民と左腕に障害を抱える妻が共に農作業に励みながら生きる姿が共感を呼び、2月のベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された作品です。 中国では7月上旬の封切り後、映画評価サイトで10点満点中8.5点の高評価を得たのですが、9月末に突如、複数の大手配信サイトで視聴できなくなりました。 映画には「中国の農村はここまで貧しいとの偏見を助長する」との批判も寄せられ、ネット上で活発に議論されていたといいます。…