作品制作時に、集字(しゅうじ)、と言って、様々な古典から同じ字をかき集めて、書体比較検討を行うが、これに便利なスマホアプリを見つけた。 書道関係者は皆さんご存知かと思うけれど、紹介する。 「书法字典大全」 (书=書) 簡体字中文のアプリだが、日本語しか分からなくても十分使える。下の様に五体字(篆隷楷行草)で出せる。各文字は個々に拡大もできる。 草書の「永」の事例では、ベクトル字(拓本や写真の状態)で示しているが、どの書体でも同じ様に表示できる。 王羲之や唐の四大家、各種の造像記の他、大陸の有名どころは数多く収録している。 日本人の書もいくつか収録しているようで、圣武天皇(聖武天皇)、空海、日下…