先日、BSで「昭和は輝いていた」というテレビ番組があった。 途中からしか見ていないのだが、昭和を回顧し良き時代として振り返るものだった。 歌にしろ映画にしろ、定期的に昭和を振り返る番組がある。 なぜ昭和は輝いて見えるのか? それは、昭和世代の視聴者に向けた番組で、昭和世代だけがそう思っているだけだろう。 恐らく、平成生まれの人たちは、その番組を見ても「昭和は輝いてみえる」などとは思わないのではないか? 現に、歴史として振り返る番組はあっても「明治はよかった」「大正はよかった」という番組はないのだから。 「昭和はよかった」と思うのは、一種の懐古主義である。 昭和を幼年時代、青春時代を過ごした年代…