3月3日の桃の節句(雛祭り)の日に女の子を祝うための人形。子どもの身代わりとなり、事故や病気から守ってくれ、子どもの健やかで幸せな成長を祝うために飾る。
節分が終り、立春(2月4日)頃から、遅くても2月24日までに飾りつけるのが一般的。
雛人形は子どもの身代わりとなり、事故や病気から守ってくれ、子どもの健やかで幸せな成長を祝うために飾る。姉妹がいる場合、子どもの災厄を身代りの雛人形は、(本来ならば)兼用を避け、それぞれ別のものを飾らなければならないとされているが、近年の住宅事情では難しい。地域によっては妹に市松人形を贈る習慣もある。
雛人形は節句が終ったらすぐに片付けた方が良いとされる。雛人形は子どもの災厄を身代わりとなって守ってくれるため、長い間身近においておかないで早くしまわなければ縁起が悪いと言われる。
また「雛人形の片付けが遅れるとお嫁に行くのが遅くなる」という話は、いつまでも雛人形を飾っておくと梅雨も近づき、カビの心配もあることから「片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれない、良いお嫁さんになれない」という戒めのためとも言われる。
子どもが無事成長し、結婚すると雛人形もその役割を終える。そのため雛人形のお下がりを母親から娘にを譲り渡すのは良くないとされる。
役割が終わった雛人形は、人形供養を受けてからおさめると良い。