江戸時代、春の「雛祭り」を前に、 2月末から3月2日まで 「雛市」(ひないち) が立って、 大変な賑わいを見せていました。 「雛人形」は最初は「京製」が主でしたが、 明和年間 (1764-1772) には、 「江戸製」が出現するようになります。 そうすると江戸市内には、2月25日から3月2日に 雛人形や調度品などを売る「雛市」が 立つようになりました。 こういった「雛市」は、 尾張町(現・京橋)、浅草、池之端、 麹町、駒込などにもありましたが、 「十軒店」(じっけんだな) には及ばなかったと 『江戸名所図会』には書かれています。 「十軒店」(じっけんだな) は、 現在の中央区日本橋室町にあった…