1 本作の概要 学校生活に違和感をもつ女子中学生の短編集です。 雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫) 作者:相沢 沙呼 集英社 Amazon 学校生活への不適応関係の小説は、思春期読者には共感性をもって迎え入れられるでしょう。 わたしは想定読者外です。 じゃあなんで読んだんだ? こういう問いはあるでしょう。 ミステリーかと思ったんですね。 いやあ「中学生日記」的小説でした。 話題の中心は、アイデンティティ探しと友達関係。 閉ざされたコミュニティでよく話題になるやつです。 思春期の人たちには、永遠のテーマですね。 2 承認欲求 題名が題名ですし、一話が保健室登校だったので、不登校ひきこもり…