作家。元一水会活動家。現代社会への問題定義的な著作が複数。 1975年、北海道に生まれる。10代の頃にいじめられ、自殺未遂、ビジュアル系バンドの追っかけなどの経験をした。 1996年に民族主義に覚醒。活動家に。 ”ミニスカ右翼”の異名を取り、街宣活動や執筆活動、「維新赤誠塾」「大日本テロル」のバンド活動を行った。 その後は立場を移し、プレカリアート(非正規雇用者/貧困層等の社会的諸問題)運動の内外で活躍している。精神科医の香山リカとの共著も執筆している。
雨宮処凛の闘争ダイアリー
新しい神様 [DVD]
『この社会の歪み(ゆがみ)と希望』 雨宮処凛(あまみやかりん)、佐藤優(さとうまさる) 第三文明社 2021年6月30日 初版第1刷発行 雨宮処凛さんは、1975年北海道生まれ。作家・活動家。反貧困ネットワーク世話人。高卒からフリーターを経て、2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版、ちくま文庫所収)でデビュー。2006年から貧困格差の問題に取り組み、『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版、ちくま文庫所収)で JCJ 賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。 知らなかった。多分、初めて彼女の本を読んだ。 佐藤さんとの出会いは、10年以上前のことで貧困問題にとりくんでいた雨宮さん…
毛布などの物資の前で、山本太郎さん(撮影:雨宮処凛さん) 2011年の東北大震災以来、恒例のように、山本太郎さんは、年末・年始の炊き出しに参加している。今年は例年の2倍のひとが列に並んだ、と聞いた。 山本太郎さんご本人がそれを語るのを聞いたことはないが、雨宮処凛さん(あまみや・かりん=作家、活動家。反貧困ネットワーク世話人)が、毎年報告してくれる。 ★ 雨宮処凛さんのTwitterから 今年も各地で越年が始まりました! 山本太郎氏がまず訪れたのは、渋谷の美竹公園。再開発のことや、のじれんの25周年の写真は、越年のための毛布などの物資の前で撮らせてもらいました。寒い中活動されるみなさん、本当にお…
図書館の青少年向け書架で見つけた本。「14歳の世渡り術」というサブタイトルがついていて、大人社会の難儀な問題を分かりやすく解説するシリーズ本であります。著者は40代?の女性作家で、はじめ右翼、次いで左翼の思想に共感し、街宣など運動にも携わった。男なら「アホちゃうか」と蔑まれるところ、女性だと「ま、ええか」となるのでせうか。しかし、思い詰めたら行動に移すところは、何も考えずにボケーと生きてる人よりはベターであります。 なにしろ青少年向けの本ですから、極論や過激な表現は慎み、ソフトに分かりやすく書いていて、大人が読んでも十分勉強になります。右と左、それぞれの思想を解説しつつ、全ての考え方において左…
抵抗としての助けあい 2020年4月7日、安倍首相(当時)は7都府県に緊急事態宣言を行い、同月16日に対象を全国に拡大した。「ステイホーム」に慣れてきた4月末、ある夜コンビニへ行こうと外に出ると、一人の男性の姿が目に留まった。雨なのに傘をさしていない。「もしかして、帰る家がない?」。それから、外に出るたび道行く人に注意するようになった。いくつもの大きな荷物を抱えた人、季節外れのコートを着ている人などなど、明らかに路上に放り出されて間もない人たちの姿が飛び込んできた。中高年も若者も女性もいた。 ■追い詰められた人たちのSOS コロナ禍では非正規労働者がまっさきに首を切られ、解雇・雇止めが相次いだ…
a 横浜寿町で配食の手伝いをする山本太郎氏(雨宮処凛さんのツイッターから)。 雨宮処凜(あまみや・かりん)さんがこんなツイッターを発信している(2021年1月1日)。 こちらも毎年恒例ですね。本日午後、横浜寿町で配食のお手伝いをする山本太郎氏。コロナ対策で例年より規模を縮小し、感染対策をしっかりしつつ、開催していました。それでも500食の中華丼があっという間になくなりました。参加された皆さん、お疲れ様でした! これに対して「Masumi」さんが、リツイートしている。 この漢(おとこ) 哀しいくらい 本当の政治家。 票にならないかもしれない。しかし、命のために動く。それが政治。なんとしても支持し…
本日厳選の政治本: 2020年10月19日号 僕にもできた! 国会議員 #山本太郎 #雨宮処凛 #TaroYamamoto www.youtube.com 僕にもできた! 国会議員 作者: 山本太郎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2019/04/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 商品の説明 内容紹介 山本太郎が国会議員になって変えられたこととは? 思わぬ成果の数々。そして誰でもできることとは? 対談 木村草太、松尾匡ほか 内容(「BOOK」データベースより) 国会議事堂の方向もわからない。専門家の講義を受けても何が問題かもわからない。そんな山本太郎が猛烈に学び、時…
自作川柳の掲載を知らず 連休で孫たちと遊ぶのが忙しくてろくに新聞を見ていなかったようです。 今日月例の句会に参加して、何人もの方から新聞の投書欄『発言』を見たよと言われる中、『そう言えば川柳も載っていたよ!』と我が弁慶俳句会の師範代Aさんが言われるのに呼応して別の方も『載っていましたね。』『5月2日の時事川柳の欄かな?』 自宅に帰って新聞の束を解体して探し当てました。なるほど載っていました。○が付いて寸評された句以外は投稿者に連絡はないのですね! 師範代に『川合さん、俳句に浮気してないでしっかり俳句を勉強して下さいよ!』とくぎを刺されてしまいました。そうですね、句会に投句した自信作は全て没でし…
新・批評の事情 ――不良のための論壇案内 (ちくま文庫)作者:永江朗筑摩書房Amazon単行本は2007年。 1 この国のゆく道きた道 内田樹 時代は叔父さんを求めている 小熊英二 自明の理の破壊 藤原帰一 現実主義ではなくリアリズムを 森達也 戦略的ナイーブで 姜尚中 「どちらでもない」から見えるもの 北田暁大 ネタとベタとアイロニー 鈴木謙介 「意味から意味への接続」のなかで 酒井隆史 ネオリベラリズムは「自由」か 2 格差社会の歩き方 湯浅誠 現代日本の貧困を可視化 雨宮処凛 人を鼓舞するアーティスト 赤木智弘 「誇り」と「自尊心」 三浦展 ファスト風土化と下流化 玄田有史 仕事に就くと…
天皇制と共産党と山本太郎と - kojitakenの日記 こういうタイトルでありながら「党外の共産党支持者」を公言しているとは言え、有力支持者でも何でもない「その程度の存在」でしかない俺に延々悪口する「しかし俺の名前は最後まで出て来ない」というきてれつな記事です。 なお、天皇制と共産党と山本太郎と - kojitakenの日記で立花隆を高評価するkojitaken氏ですが、俺個人は「アンチ共産党」kojitaken氏と違い、それほど「日本共産党の研究」立花隆を評価していません。 立花の著書も『田中角栄関係』の『田中角栄研究』(1982年、講談社文庫:ペーパーカンパニー室町産業を使った脱税*1が…
朝、悲しいニュースを聞く。上島竜兵が急逝したというニュースだ。様々なプレスが彼の自殺ではないかという説を語っていた。もちろん私に真相などわかるわけがない。だが、私自身の過去の記憶を思い出させた。私自身も過去に自殺未遂をしたことがあるからだ。だからこそ、このニュースをみだりに拡散することは慎まなくてはならないと思った。様々な知り合いにLINEでこの件について話したいとも思ったのだけど、そうした事情から控えることにした。ともかく落ち着きが肝腎なので、朝からニック・ドレイク『ピンク・ムーン』を聞いて心を鎮めることにした。実を言うと明日、国際交流協会が行うZOOMでのミーティングで私が発表する番が回っ…
この部分は大変に普遍的な問題であると感じたこの記事と関係なく「社会的に影響力のある人」が「陰謀論に染まる/染まっていないが意図的に利用する」ことの悪影響などは想像するだに身震いしてしまうクリティカルに物事を見る/観察することの大事さを改めて感じると共に、自らの襟を正したい https://t.co/SBmzHDx7ZN— ヒロセ a.k.a. サミヲ (@samiwo) May 2, 2022 [スキャナー]ウクライナ西隣の小国モルドバ、次の標的か…響く銃声「次はここを狙ってくる」 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン https://t.co/S48htnXCTw 伊勢崎賢治は、こ…
ウクライナのことを整理するため開戦前の記事や資料など当たっているのだが、「露に侵攻するメリットはない」と語った専門家たちの文章を読んで、「勝っているアサドが化学兵器を使うメリットがない」と語った専門家と全く同じで鬱々となる。独裁者には国益など自己観念の後にしかないのは明白なのに。— Ryoji Fujiwara (@JP_Fujiwara) May 1, 2022 最近、一部のユーチューバーがアサド政権が発行するビザでシリアに渡航しているそう。そして、そのシリア旅行のスポンサーになり支援している企業もあるそうで( @surfshark)YouTubeで発生した収益はアサド政権の収益になる、と。…
どこぞのオッサンかアンちゃんが、またマキエマキさん、しょーもない言い掛かりつけてるなあ…と思って相手のページを見たら社会学者で大学教授🏫🎓✨✨😳⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️— こ–たろ–@怪談・特撮愛好家 (@Kaijyukaidan40M) April 29, 2022 「(マスターベーションは)自己本位なんだよね。」↑当たり前すぎて笑った。マスターベーションを自分の好きにやって何がいけないんだよ。セックスで自分本位なクソより100000億倍いいと思うが。「中イキがいいのに」とか女の身体になったこともないのにドヤ顔語りするの恥ず…
宮台の性教育ラジオに対する北原みのりさんの記事読んだ。「女性は性愛で失神したり、号泣したり、過呼吸になったり、聞こえない、見えないという状況に誰でもなれる」「女の人はそういう可能性があるのに、それを使えないでそのまま死んじゃうんじゃないかとみんな焦り始める」って宮台の発言…— red braids (@BraidsRed) April 28, 2022 こんなAV脳の、創作ファンタジーと現実の区別つかない人間が学者で許されるのか???もう引退しろよ。こういうポルノ依存の奴らって、セックスを現実ベースで捉えている人が使わない言葉で喋るよなあ。ポルノ狂いじゃない人から女はセックスで狂う!なんて聞い…
amamako.hateblo.jp 前回の記事、なぜか多く注目を集めたようで、はてブやTwitterでも多くのコメントをいただきました。コメントの中には、好意的なものもあれば、否定的なものも多くあって、別にそれ自体はいいのですが、その中で僕が興味を惹いたのは、「この記事の著者はなんでそんなにオウムやナチスにこだわるんだ?」というコメントです。 「今ここ」に無理に適応しなくていいということを知るために人文知やサブカルはある - あままこのブログオウムだのホロコーストだの、自分が絶対悪だと思うもののレッテルを頑張って相手に貼り付けようとしてんなぁという印象2022/04/11 08:22b.ha…
note.com plagmaticjam.hatenablog.com 人がどういう風に学問や思想を学んできたかということを読むのは好きなので、1000円払って白饅頭氏の記事を読み、その後plagmaticjam氏の記事を読みました。 白饅頭氏の記事の要約 まず、白饅頭氏の記事を要約すると次のような内容になります。 最近、経営者やそれなりの役職に就いている人と話すことが多いのだが、彼らは異口同音に「昔は自分もリベラル派に親しみがあったが、今はそうではない」と言う 有名な哲学者である東浩紀氏も同じように言う 社会的責任を持つと、リベラル派の言説というのは、現実から遊離した物に感じるのだ 「自分…
何故生きづらさを抱える人が多いのか。 少し考えてみてた。 日本は部分的に「価値観押し付け社会」でもあるように思われる。 同調圧力という言葉がある。 これは、ある角度からみれば「私たちの価値観に従うべきである」という意識が隠れている。 従って、この「~べき」という言葉が「圧力」の意と等しいことが推察される。 大きな全体像から狭い社会について考えてみた。 職場を想像してみる。 この価値観押し付け型人間ともいうべき人物はどのような特徴を持つか。 それは、いうまでもなく「オレの意見に従うべきである」という性質である。 したっぱの人間には権威がないため「圧力」は存在しない。 故に、職場においては「課長」…
ニート≒スラッカー スラッカー(slacker)という概念は日本ではほとんど定着していない言葉だ。スラッカーは「怠け者」「怠惰なひと」「何もしてないひと」「義務や責任を回避しているひと」「徴兵回避者」「働かないひと」「勤労意欲に乏しいひと」...等々の意味合いがある。しいていうなら、日本で定着した「ニート」という言葉に近い。 しかし、「ニート=スラッカー」ではない。たとえば、日本の国民的映画である『男はつらいよ』に出てくる「フーテンの寅さん」。これをあえて英語に訳すなら「Tora a slacker」となる。「フーテン」とは「プータロー」とほぼ同義。ウィキペディアの説明では《瘋癲(ふうてん)/…
マガジン9に雨宮処凜さんの「第588回:戦争と障害者〜「戦えない人」は戦時にどう扱われてきたか。の巻」という3月23日付記事があります。その中にこう書いてあります。引用をお許しください。第588回:戦争と障害者〜「戦えない人」は戦時にどう扱われてきたか。の巻(雨宮処凛) | マガジン9……いつの時代も戦争は、立場の弱い者を犠牲にする。 報道を見れば、多くの人が犬や猫を抱いて避難している。しかし、取り残されたペットもいる。物言えぬ者たちも犠牲になるのが戦争だ。 そんなふうに世界が戦争に注目する中、「ウクライナの愛国心」をことさらに賛美する空気もある。祖国を守る、国土を守るために勇敢に戦う人々の姿…
まとめるだけじゃなく、特に良かったものはできるだけ個別でもレビューしたいと思います。できるだけね。 2月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2084 2022年2月のベストブックは「逆ソクラテス」でした。総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫)の感想★4.0:国民の事を第一に考えてリーダーシップを発揮する、日本初の女性総理大臣と、その夫の話。ファーストジェントルマンになったことに戸惑いながらも、妻を支えると強く誓った夫の視点で進みます。ハニートラップを受けてスキャンダル写真を取られる辺りはヒヤヒヤしました。ハッピーエンドで幸せな読後感ですが、本書で描かれるのは理…
雨宮処凛『この国の不寛容の果てに』のつづきをよむ。 nainaiteiyan.hatenablog.com 今週、また同じ悲劇が繰り返された。 飛び降り自殺を行った人に「一人で死んでくれ」といった意見が出た。 僕は考えた。 結論は、「批判の対象が間違っている。」であった。 塵も積もれば山となる。 「一人で死んでくれ」という言葉が積もってテロになる。 そうではないだろうか。 それが不寛容の素地ではないだろうか。 だからこそ言葉を大事にしなければならない。 思わないようにすることは、感情面から難しい。 ただ、言わないことはできる。理性はある。 巻き込み自殺が消えない背景をもっと考えねばならない。 …