先日の下賀茂映画祭*1、早稲田大学演劇博物館副館長の児玉氏の話に長谷川一夫が二度演じた「雪之丞変化」はリトマス紙というお話があり63年の市川崑版を許容する人は歌舞伎に慣れている方(歌舞伎は太った俳優の女形などしょっちゅうだからぽっちゃりしたおじさん年齢になってからの長谷川雪之丞でもok )、35年の衣笠版がいいという方は歌舞伎的変換なしに映画を観ている人という言葉があった。 市川崑バージョンは以前観ていた*2ので35年版をまず鑑賞。 総集編なので作りは筋を追っているだけという感じのだが、とにかく舞台が凄い迫力。舞台が出てくる映像は、「残菊物語」や「獅子の座」*3「元禄忠臣蔵」など古い年代のもの…