谷崎潤一郎『細雪』(新潮文庫,上・中・下)私が読んだのは1979年にもらった新潮文庫の3冊.それから何度も,読んではみるのですが,3ページくらいで,断念してきました.***44年すぎて,自分の終活の最重要事項が本の始末.買ったままで読みもしなかった上に,床にほこりとかびにまみれている本.自分にとってはたいせつでも,価値はありません.**読んでみると世の中(時代と人々)の雰囲気が今ににています. 『細雪』(新潮文庫) ヨーロッパで戦争が起こっています.日本は中国大陸侵略を拡大.そんな時代の雰囲気がこの牧岡家の人々には遠いところのできごとで自分たちの暮らしとはほとんど関係がないつもりでいてもこんな…