「雲と鉛筆」(著:吉田篤弘)を読みました。 ※内容に触れますので未読の方はご注意ください www.kinokuniya.co.jp 吉田篤弘さんの文章って、暖かくてやわらかい、宝物のような気持ちに触れられる気がして好きです。 ただ「くたびれたなぁ」と座っているときに、そっとブランケットでくるんでもらうような、あるいはココアを入れてもらうような、そんな素朴で温かみのある物語だと、毎回思います。 今回のお話を読んでいて、「絵には絵の具と一緒に時間も塗り込められている」の一文がどうしようもなくグッときましたね・・・。 そう、そうなんだよ・・・デジタルもそうだけど、そのたった一枚の絵も、どんなクオリテ…