備前国宇甘(岡山市北区御津周辺)を拠点とした刀工。初代と二代がおり、鎌倉末期頃に活躍した。 宇甘派の刀工 「諸国刀鍛冶系図写」における評価 参考文献 宇甘派の刀工 鎌倉時代から南北朝時代にかけて、備前国宇甘(うかい)では、宇甘(鵜飼)派の刀工たちが活躍していた。宇甘派は、雲生、雲次など、名前に「雲」を冠する刀工が続くことから「雲類」とも呼ばれた。その作風は、同国の長船派よりは、隣国備中国の青江派に通じた作風を示すという。 芍薬亭長根が文政十三年(1830)に著した『校正古刀銘鑑』によれば、初代雲生は乾元(1302〜1303)頃、二代雲生が文保(1317〜1319)頃の人とされる。また初代雲生の…