スマートフォンで5G通信を楽しみ、省エネなLED照明の下で暮らし、電気自動車(EV)が静かに街を走る。私たちの現代生活を豊かにするこれらの先端技術は、実は目に見えない高機能な「素材」の絶え間ない進化によって成り立っています。普段は決して意識することのない、電子回路の基板材料や電気を守る絶縁材料、電力を変換する機器。しかし、これらがなければ現代社会は一日たりとも機能しません。 今回は、大正10年(1921年)の創業から100年以上にわたり、日本のエレクトロニクスと電力インフラの進化を根底から支え続けてきた老舗化学メーカー「利昌工業株式会社」に焦点を当てます。「一隅を照らす」という独自の経営哲学の…