紀貫之、2025年「電脳土佐日記」 おや、まことか。あの土佐から京までの五十五日間の旅路が、今はわずか数刻(すうこく)で叶うとは。時の流れの速さに驚くばかりよ。されば、この紀貫之、現代の「でんしゃ」とやら、あるいは「ひこうき」とやらを使って京へ向かうと仮定し、その道程を、世に言う「ついったー」とやらで「つぶやいて」みようではないか。心してご覧あれ。 出立(いでたち)の刻(とき) 午前10時00分 [画像:高知駅前の風景。モダンな駅舎が見える] 土佐の国、高知駅より、いざ京への旅立ち。五十五日の道のり、今は数刻にて叶うと聞く。この「でんしゃ」とやら、まことに不思議な乗り物よ。車窓に流るる景色、い…