メディア人として40年。こんな中途半端なタイトルを付けることに抵抗があるが、「意味シン」を装った方が閲読数が増えるかもしれないと思って、敢えて今の風潮に合ったようなタイトルにしてみた。 電車がホームに滑り込んで来る。筆者は「電車が参ります」アナウンスでスタンバイする。スマホを操作していたら、データを保存し、電源を切って、ケースを畳んで、ポケットに入れる。カバンを持ち、体勢を整えて、電車の入線を待つ。後ろに並んでいる人に押されても困るし、ひょっとしたら、電車の窓から日本刀を突き出して来る殺人者がいるかもしれない。そんなことを思いながら、電車の入線を迎え、何ごともなかったことにホッとして電車に乗る…