麻酔科の看護師は「周麻酔期看護師」とも呼ばれ、麻酔科の専門医の指示のもとでさまざまな看護活動を行っている看護師のことです。もともと日本では麻酔科への関心が薄いと言われており、麻酔科で専門に従事する看護師もいませんでした。しかし、需要と関心の高まりもあり、2010年に聖路加国際看護大学において周麻期看護学修士課程が開講、これをきっかけに本格的に周麻酔期看護師が誕生することになったのです。以後10年ほどの間に医科大学などで周麻酔期看護師を養成するコースが設けられ、さまざまなルートで周麻酔期看護師になる機会が可能になっています。 この「周麻期」とは麻酔をかけている間だけでなく、麻酔をかける前、そして…