『自伝エッセイ 死んでたまるか』団鬼六 講談社 良いねぇ。「ジャパニーズ・チェス」「思い出のたこ」は泣かせます。吉野家で1人吞みしたくなる。 最後の一言(あとがき)「大体、エッセイというものは、(中略)読者の人生に対する好奇心をくすぐるのが目的だけの単なる娯楽感想文だと思っている(下線引用者)」 僕は、何故、他人の書いたエッセイ(雑文)を面白いと思うのだろう、という疑問?の答えだな。 良いエッセイは私の人生に対する好奇心をくすぐる。 【目次】第一部 少年~青壮年期第1話 ジャパニーズ・チェス 十三歳(昭和二十年) 第2話 ショパンの調べ 二十三歳(昭和三十年) 第3話 情趣について 二十四歳(…