青年期は不安定になりがちな時期であろう。 -------講義録始め------- 担当の石丸教授は、思春期と青年期の身体的、心理的変化とその精神障害への影響に焦点を当てています。この時期には、骨格や筋肉の発達、身長の伸び、体重の増加といった身体的な成長と、性ホルモンの分泌が盛んになることによる第2次成長が起きます。また、知的能力の発達と自我の形成、内省の能力の向上など、心理的、精神的な変化も顕著です。この時期の若者は、友人関係の形成、恋愛経験などを通じて人間としての成長を遂げます。 教授は、思春期と青年期に多発する精神疾患にも触れており、統合失調症や双極性障害、うつ病などが例として挙げられます…