新年早々、三密堂書店から荘門熈編『新選詩学自由自在』(青木嵩山堂)を購入。巻之一の序文(越橋逸人)に明治14年5月、巻之四の奥付に発行年月日の記載はないが「東京帝国大学 京都帝国大学 高等師範学校 第一高等学校 学習院 帝国図書館 御用書肆」とあるので購入。明治11年創業、13年から出版社として活動するとされる青木嵩山堂の初期の刊行物と思ってしまったが、今考えると明治14年には存在しない学校・図書館ばかりですね。同様の奥付を持つ『俳諧明治新五百題』について、「近代書誌・近代画像データベース俳諧/明治新五百題」の補記には、「この内容から見て、明治三十年代の発行と思われる」としている。 青木育志・…