私はいま、太平洋の上空11,000メートルを、時速832キロのスピードで航行中だ。 にもかかわらず、こうやってインターネットに接続できる贅沢を味わえるのは、通信衛星を使った技術革新の賜物といえるだろう。 国際線の機内Wi-Fiサービスは有料だが、およそ半日を軟禁状態で過ごすとなれば、仕事や SNS を利用するためにもインターネットは必須となる。 よって、今回のフライトでも22ドルを払い、Wi-Fiサービスを使い倒しているところだ。 しかし、昨年フェリーで北海道へ行った際、分厚い鉄でできた客室内は完全に圏外となり、スマホ類は一切使用できなかった。辛うじて陸に近い西側の甲板へ出ると、たまにアンテナ…