近代に入る以前の世界は国を王や首長が軍隊を持ち国を治めていました 20世紀に入ると世界は革命、民主化運動により各国の王は国の統治権、軍の最高司令官位から外され国のシンボル的な存在になりました しかし日本においては平安時代には、天皇が軍隊を捨てた、いや、捨てさせられたのです 794年、桓武天皇は都を京都に移しました その当時、大和政権の支配地域は今の東北の南端まででした 東北は蝦夷人(と呼ばれていた)が住み、支配していました 桓武天皇は東北を平定する軍団だけ残して天皇が指揮する軍団を捨ててしまったのです 821年、桓武天皇は武力で東北を平定すると、その軍団も解散させ天皇自ら天皇軍を放棄しました …