総務省統計局『国勢調査』(令和2年)では、 65歳以上人口の約5人に1人が一人暮らしであることが明らかになっています。 結婚の多様化が進む今、「家族を持たない」というのも、当然尊重され得る選択です。とはいえ、お一人様高齢者として生きるにあたっては、収支の面が不安になるところです。 いずれ配偶者との死別を迎える夫婦世帯についても、「個人としての老後」を考える必要があるといえます。 そこで総務省統計局『家計調査年報』(令和4年)より65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)のお金事情を見てみると、実収入は「13万4,915円」、可処分所得は「12万2,559円」となっています。 そのうち90.1…