革マル派とは、極左(極左暴力集団)である。
正式名称:日本革命的共産主義者同盟・革命的マルクス主義派
1957年12月に黒田寛一・太田竜・西京司らを中心にして結成された革命的共産主義者同盟が分裂を繰り返し、1963年4月の第三次分裂をもって革マル派と中核派が成立した。
学生組織:日本マルクス主義学生同盟・革命的マルクス主義派 機関紙(週刊):解放 理論機関誌(隔月):新世紀(旧「共産主義者」) 公然拠点:解放社
中核派と同様、暴力や内ゲバを行い、大学構内などで暴れる反社会的組織である。
蔵書の整理をする過程で、ついでに昔買った本を読み返したり、買ったまま読まずにいた本を改めて手に取ったりしています。やはり本は読み返すと面白い。読み返そうと思わせる本だけが自分にとって重要な本だと改めて認識しました。 今回紹介したいのは、立花隆著『中核VS革マル(上)(下)』(講談社文庫)。1975年(昭和50年)に発行された本の文庫本です。手元にあるのは、(上)が2004年の25刷で、(下)が2002年の24刷です。 『中核VS革マル』はどういう本? 内容:70年代半ばまでの中核派と革マル派の「内ゲバ」を詳細に記述 読みやすさ:クロニカルかつロジカルで読みやすい オリジナリティ:この分野では今…
【目次】 中核VS革マル(上) (講談社文庫) 作者:立花 隆 講談社 Amazon 中核VS革マル(下) (講談社文庫) 作者:立花 隆 講談社 Amazon 想像を絶する暴力の連鎖 『中核vs革マル』は、立花隆氏が1970年代に発生した極左暴力集団「中核派」と「革命的共産主義者同盟」(通称・革マル派)の歴史を追い、その背景や思想、行動について考察した著作です。 立花氏は、本書で中核派と革マル派が抱えていたイデオロギーの違いを詳しく分析し、それが彼らの暴力行為やテロ行為にどのような影響を与えたかを明らかにしています。また、両グループの歴史を追いながら、当時の日本社会や政治情勢、学生運動の背景…
レーニンは〈分離ののちの結合〉論を打ち出すことによって、『共産党宣言』の精神をロシアの特殊的現実へと彼なりの仕方で貫徹させた。ここで「ロシア」と簡単に書いたけれども、ロシア帝国の「支配民族」たる、いわゆる「大ロシア人」は帝国人口全体の半分にも満たず、その他には100を超える数のエスニック集団がいる。これらが統合されないままそれぞれ独立した言語集団・部族集団の形を残しているのは、ツァーリの統治する「帝国」が、皇帝権力の軍事的支配と、それに服従する「公国」等の小支配階級による忠誠関係によって成立していたからである。これは近代以後の国民国家と大きく異なるところであって、「資本主義の最高発展段階として…
長らく開けてしまいましたが、生産性運動前に行われたEL・DL一人乗務反対闘争のお話をさせていただきます。 此処で参考にしたのは、当局が編纂した国有鉄道と呼ばれる雑誌を参考に、一部国労・鉄労・動労の資料等を参照しながら記してみます。 当時の動労は、主流派と呼ばれるグループと反主流派が常に激しく対立しており、組合内でのその勢力は徐々に反主流派が力を付けていく、そんな時代でした。 今回は昭和40年の動労大会に関する様子を中心に、動労の様子を「国有鉄道」という冊子から引用してみたいと思います。 当時の動労は主流派と呼ばれた(機関車同志会)と呼ばれる穏健派と、反主流派(政研派)が争っていたようで、徐々に…
私たちは、2022年10月8日に「探究派」から訣別した。以下に、4回に分けてその内容をブログに掲載する。 1回目 はじめに 1 官僚主義を顕在化した集団 2回目 2 組織の最大の危機——組織問題 3回目 3 半年にわたる組織問題をめぐる内部思想闘争で露呈した自己保身と居直り 4回目 4 イデオロギー的根拠
三、ユーゴ反戦闘争の理論的教訓を再主体化しよう 旧版『社会観の探究』ではもともとスターリンの民族理論が素朴に紹介されていただけだったのに比して、黒田は明らかに90年代以降のユーゴスラヴィア内戦をめぐる理論闘争の総括を意識して、「エスニシティ」論を付け加えた。当時、欧米のトロツキスト諸派は〈被抑圧民族の自決権無条件支持〉を金科玉条として掲げ、そのことによって理論的にも実践的にも大混乱に陥っていた。かれらは、旧ユーゴ連邦の維持を目指したセルビア共和国政府を抑圧者=悪とみなし、セルビア側による「浄化」の対象となったアルバニア人やボスニアのムスリム人、クロアチア人ら「被抑圧者」との無条件的な連帯を掲げ…
二、黒田『社会の弁証法』の再検討 せっかく早瀬自身が参照を指示してくれているのだから、黒田『社会の弁証法』を紐解いてみよう。該当箇所たる114節では、国家の本質論的な把握を踏まえて「国家意志」の歴史的諸形態が論じられ、前近代の絶対主義国家から近代ブルジョア国家、そして過渡期の労働者国家についての比較的長い注記が付け加えられている。この本文・注記は以前のヴァージョンである『社会観の探究』(初版1956年)から基本的に変更されていないが、早瀬が言及している——卑怯にも、文を引用はしていない——のは、1994年新版において新しく書き下ろされた「**」部分である。そこで黒田は次のように述べている。 「…
本2022年の運動を締めくくる12・4革共同政治集会において、全国から動員した組織成員に何がしかの確信を注入するという重責を担った「革マル派」中央官僚・平川桂は、壇上から次のように叫んだのだという——「プーチンは冬の寒さを武器にして「第二のホロドモール」を行っているのです。われわれの怒りはいやがうえにも高まるではありませんか」、と(『解放』2749号)。参加者たちは一斉に賛意の声をあげたそうだが、なるほど彼女のこの言辞には、本年の「革マル派」によるウクライナ「反戦」闘争の内実が凝縮されている。ゼレンスキー政権を尻押しするのみならず、西側帝国主義に対して一層積極的な武器供与を迫るほどまでに反プロ…
早瀬光朔「プーチンの大ロシア主義」(『新世紀』第322号)に次の展開がある。 「レーニンと初期ボルシェビキは、独立した民族国家を単純に否定するズンドウの「世界革命」なるものをめざしていたわけではまったくない。彼らは、「内容上ではないが形式上は民族的に」というマルクス・エンゲルスの革命理論(『共産党宣言』)にのっとって、ロシアを起点とするヨーロッパ=アジア・プロレタリア革命の連続的遂行を展望していたのである。」(103頁) おお! なんと! これは、『共産党宣言』に言う「形式上は民族的に」ということを、「独立した民族国家」の樹立というように解釈するものであり、マルクス=エンゲルスの革命理論を木っ…
「前原茂雄」、「語るに落ちる」 『松崎明と黒田寛一 その挫折の深層』を、何が何でも「反革命の書」と断じ、なきものとしたい「前原」は、デマ・シリーズ「第八回」(「解放」第二七四五号 二〇二二年十一月二一日付)で、「9・20スローガン」問題とともに、「カチカチ山」問題にふれてしまった! 何としても松代の論述を否定せんがために、それこそ〝蛮勇〟をふるって、というわけである。当然のことながら、それは〝蟻地獄〟に自ら飛び込む行為であった。 われわれは、ついにこのような〝反論〟に「革マル派」中央官僚を追い込んだ! われわれは、これをこそ待っていたのである! 期待通りの妄言を「前原」は吐いてくれた! 「前原…
↑戴いたローズマリーと我が家の柏葉アジサイを水に挿して根が出るのを待ってます 🔲名古屋地裁で同性婚を認めないのは『違憲』の判断です: NHKニュース @nhk_news · 5月30日 【NHKニュース速報】 同性婚を認めないのは憲法違反と判断 全国の集団訴訟で2件目 名古屋地裁(14:30) #nhk_news 同性婚認めないのは憲法違反 違憲判断は全国2件目 名古屋地裁 | NHK | LGBTQ 同性どうしの結婚が認められていないのは憲法に違反すると愛知県に住む男性どうしのカップルが国を訴えた裁判で、名古屋地方裁判所は法の下の平等などを定めた 憲法に違反するという判断を示しました。 🔲も…
Rishi Sunak@RishiSunakUkraine, we’re not going anywhere.#G7 🇬🇧 🤝 G7サミット会場を見にきたー。日本中から警察が集まってたが、特車二課も広島入りしてたのか。#zozi撮影#G7サミット #グランドプリンスホテル広島 pic.twitter.com/gSVXq7e8uS — zozi009(studio sleipnir) (@zozi009) May 20, 2023 夢に見たテーブルだhttps://t.co/n4UjoHkZeW pic.twitter.com/BTezDGCrF9 — Spica (@CasseCool) M…
〔1〕黒田寛一とソ連邦の崩壊 ――「世紀末の思想問題」を再読して 本論文が『共産主義者』第一四五号(一九九三年七月)に掲載された時に、私は読んでいた。その私が改めて本論文に対決したのは、同志松代のブログ記事「一九九六年の時点で、ソ連崩壊は忘れ去られてしまうようなものなのか」(二〇二三年二月一九日)を読み、黒田の思想的変質がソ連崩壊時に既に始まっていたのではないか、と思ったからである。 『現代における平和と革命』の「改版 あとがき」(一九九六年執筆)について同志松代は述べている。「黒田にとって、ソ連の崩壊はすでに、忘れ去られることを心配するような問題になっているのか、忘れ去られてよいか否かも糞も…
sumita-mさんのブログ記事より。 sumita-m.hatenadiary.com おお、坂本龍一の著書が文庫で出てるのか。これは買わなきゃ。今年のGW5連休の課題図書がまた一つ増えたかな。既に3タイトルを同時並行的に読んでいる。なにしろこのチャンスを逃したら、今年は多分年末まであまり暇がない。シルバーウィークもないし。 上記は前振り。 sumita-m.hatenadiary.com そして、「先の大戦でも日本が戦争をしかけたことは事実だ。しかし、日本には日本の言い分があったのではないか」と、ロシアのウクライナ侵攻と、第二次世界大戦の日本を重ねた。 また、「ウクライナ問題が始まってから…
著者のネット上の記事を好意的に読んで、それから別の話を聞いて「早まったかな」と思う事態を生じさせてしまい、普段どういう主張をしてる人なのか確認すべく、表題の著書を読んだ。
安倍晋三元首相の死去に伴う衆院補選で、ジャーナリストの有田芳生さんが、「安倍後継」を標榜する吉田真次氏に挑んだ山口4区(山口県下関市、長門市)。 結果は吉田5万1961票、有田2万5595票と敗れたが、吉田氏の得票を前回の安倍元首相の8万票余りから激減させた。安倍昭恵氏が全面的に支援した故安倍首相の「弔い合戦」だったことを考えれば、有田さんの得票率は31.27%で、大健闘したと言える。 有田さんは、「敗れることではなく、敗れることを恐れて戦わないことが恥。岩盤にキリで穴を開けていく戦い」と言って立候補した。 (AERAより) 「もともと勝てるはずのない挑戦なので、面白い選挙をやろうよということ…
この記事は、本来一昨日(4/21)の公開を予定していたが、私が使っているMacの入力トラブルで発端となって記事の構成が混乱するなど手のつけられない状態になってしまったので公開を2日遅らせた。 下記記事のコメント欄より。 kojitaken.hatenablog.com 匿名意見 https://twitter.com/cult_and_fraud/status/1647186099704590336?s=20 自分は鈴木エイト氏のこのツイートがすべてだと思います。ただ、このうちの前段部分を否定する人が、「左派」の中にも一定数みられます。政治的暴力の容認と政治思想との関わりについては、自分の中で…
日本左翼の系譜を振り返る意味で、連合赤軍や中核派、革マル派の功罪とも言える今日迄の歩みを見てきたが、いいようもない空虚間を覚えたのだが、恐らくはチンケな机上の空論で構成された革命の動機に全く共感が出来なかったからだろうか。 空虚と迄はいかなくとも、ロジックに偏した感がある古典を読むと同様な閉塞感を覚えたことがある。性悪説をベースとした韓非子や荀子は何処か、それに触れると渇いた感覚になるが、性善説が根底にある、論語や孟子には暖かみに似た何かがある。 孔子は「君子鬼神を語らず」の姿勢の通り、あまり霊等の超自然的な事柄については語らなかったが、唯物論にはない温かみがある背景には唯心論を肯定するスタン…
平成ニッポンに残された最大・最後のタブー「JR革マル派問題」.なぜ,世界最大級の公共交通機関は革マル派に支配されたのか.盗聴,窃盗,内ゲバ殺人を繰り返し,警察ですら容易に手出しできない犯罪組織の実情に迫る驚愕のノンフィクション――. 世界最大の鉄道会社JR東日本に,長らく「巣食う妖怪」とされてきた松崎明.その影響力は,人事権,経営権,設備投資権といった「企業経営の根幹」にまで達していたと本書は強調する.鬼の勤労とも称されたJR東労組とその上部団体・JR総連には,過激セクト「革マル派」が浸透している数々の事実.人権無視の組合活動,非合法手段(盗聴・脅迫・窃盗・恫喝)は,列車乗客の安全を脅かす運行…
怪我を負った人間はいたが軽症で済んだ為、それ程大事にはなってはいない感がある事件の為、安倍晋三元総理が暗殺された時程のとんでも陰謀論は出回ってはいないが、これに ついて少し語ってみたいと思う。 文春オンラインより 安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件から1年と経たぬ間に、遊説中の政治家を狙ったテロ事件が再び起きてしまった。和歌山市雑賀崎の漁港の特設会場で、岸田文雄首相(65)が応援演説を行う直前、聴衆の中から“爆発物”が投げ込まれたのは、15日昼のこと。逮捕されたのは兵庫県川西市に住む職業不詳の木村隆二容疑者(24)だった。岸田首相には、幸いにも怪我はなかった。 事件現場となった漁港の防犯カ…
もともとは新刊紹介:「前衛」2023年5月号 - bogus-simotukareのブログに書いていたのですが長くなったのでこっちに書きます。なお、映画テーマが「沖縄、小笠原返還」「革マル批判、全動労*1支持」という「明らかに左派(今井正、山田洋次、山本薩夫のような共産党支持?)」の菅家氏について当然、「左翼雑誌(共産党機関誌)」前衛は取り上げていますし「比較的分量も多い」ですが、とはいえ、「他の女性映画人に比べて、何倍もの分量の記事」というわけでもない。 前衛が菅家氏を強烈にプッシュしてるわけでもなければ、俺が「菅家ファン」「全動労支持」というわけでもないのですが、「こういう映画も国立映画ア…
おすぎとジーコ@yukinanntekirai需要が無くなったね😂 【悲報】JKがすき家の店員に「おいおせーよ、お前!すき家の注文、遅いんだけど」「もっと早くしてくれません!」※過去の動画です。#すき家 #牛丼 pic.twitter.com/Uh4sytca26 — 爆サイ.com【公式】ツイッター (@bakusai_com) April 12, 2023 【迷惑行為】使用後の爪楊枝を入れ物に戻す使用後の爪楊枝を元に戻して何も無かったように蓋をしてる。今後、爪楊枝は使えません。#迷惑行為 #爪楊枝pic.twitter.com/bGwP3h2Rl1 https://t.co/Rf0YJFj…
1.『改訂版 全共闘以後』(外山恒一、イースト・プレス、2018) 1950年代から60年代末にかけて盛り上がった学生運動は、72年のあさま山荘事件以降衰退し、若者は政治への関心を失った‥‥というこれまでの見方を否定し、主に80年代以降のメインストリームではない若者たちによる社会運動を、多くの関係者への丹念な聞き取りと自身の体験を元に”通史”として描き出した、本文だけで600ページ近い労作。序章では全共闘の「前史」と本書に通底する筆者の問題意識が示され、第一章から第五章までは、80年代から90年代の左派から右派までの有名、無名の人々のさまざまな動きや現象を、内在的な批判を交えつつ活写している。…
デモ活動 左翼警察最低賃金 この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。 出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2011年8月) 信頼性に問題があるかもしれない資料に基づいており、精度に欠けるかもしれません。(2011年8月) 独自研究が含まれているおそれがあります。(2015年7月)出典検索?: "デモ活動" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL デモ活動(デモかつどう、英語: demonstration, stree…