形式と遊びの狭間で奏でられるROCK的瞬間(イメージ) はじめに:正月のお琴ビートルズから考える 正月の回転寿司、あるいはスーパーのBGM。お琴で演奏されるビートルズの曲を耳にしたことがあるだろう。子どもたちは「知ってる!」と笑う。しかし、大人の耳には微妙な違和感が残る。「これはROCKなのか?」と問いたくなる、もやもやとした感覚だ。 この違和感こそ、ROCKの本質を考える入り口となる。お琴ビートルズは技術的には完璧かもしれない。しかし、問いが立たず、賭けの密度が低い演奏は、ROCKとしての生々しさを失う。 本記事では、ROCKとは何か、現代の音楽がどこまでROCKでありうるか、そして形式やP…