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風と共に去りぬ

(映画)
かぜとともにさりぬ

Gone with the Wind

  • 1939年|アメリカ映画|カラー|231分|画面比:1.37:1

キャスト

第12回アカデミー賞

  • 受賞:作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞(カラー)、室内装置賞、編集賞、主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)、助演女優賞(ハティ・マクダニエル)
  • 候補:作曲賞、録音賞、主演男優賞(クラーク・ゲイブル)
  • マーガレット・ミッチェルの同名長編小説の映画化。名プロデューサー、デイヴィッド・O・セルズニックの代表作。
  • テクニカラーを導入し、撮影中にジョージ・キューカーを解任してヴィクター・フレミングに替え(最終的にはサム・ウッドも関わっていた)、また、ベン・ヘクトらによる絶え間ない脚本の改定が行われるなど、紆余曲折を経て完成。制作費は600万ドルを超過した。
  • アトランタ炎上シーン、見渡す限りの南軍負傷兵を画面いっぱいに撮したロングショット、2年4ヶ月にわたるオーディションの末に選ばれた英国女優ヴィヴィアン・リーの美貌、テーマ曲「タラのテーマ」など、見所が多く、今もなおファンの多い傑作である。一方で、原作同様に人種差別映画であるとの批判の声も根強い。
  • アトランタ炎上シーンは、『キング・コング』からのセットを使ったもの。
  • 助演女優賞のハティ・マクダニエルは、アカデミー賞史上初の黒人俳優の受賞。
  • アメリカ映画史100年記念・アメリカ映画協会AFI(American Film Institute)選定アメリカ映画ベスト100第4位、ベストロマンス100(愛と情熱の映画100)第2位。
  • 日本公開は戦後の1952年(昭和27年)

リスト::外国の映画::題名::か行

風と共に去りぬ

(読書)
かぜとともにさりぬ

マーガレット・ミッチェル著 長編小説
原題:GONE WITH THE WIND, by Margaret Mitchell, 1936

  • アトランタ出身の作家マーガレット・ミッチェルが生涯に唯一残した長編歴史小説。1925年に執筆が始められ、1935年マクミラン出版社の目にとまり、1936年脱稿、出版。世界的ベストセラーとなった。デイヴィッド・O・セルズニックによる映画も有名。一方で、奴隷制を南部の白人側の視点から肯定的に美化して描いていることで人種差別的であるとの批判も多い。

概要

  • トルストイ『戦争と平和』に影響を受けて書かれ、タラの大農園主オハラ家の長女で美貌と勝ち気で激しい気性の持ち主スカーレット・オハラをヒロインに、彼女が最初の恋に破れてから三人の夫を送り迎える数奇な運命を緯にとし、南北戦争の勃発と北軍の進入、南軍の敗戦、戦争の破壊と戦後の再建というアメリカで最も重要な歴史的事件を経とする一千ページを超える大作である。
  • 南北戦争がはじまった1861年から、戦争が終り、「戦争よりもさらに悪い」と南部人をなげかせた再建時代がまさに終ろうとする1873年まで、いわば近代アメリカの確立期ともいうべき旋風時代を背景とし、旧南部の心臓部といわれたアトランタとその周辺の農園地帯を舞台にしている。(以上、新潮文庫『風と共に去りぬ』5・大久保康雄による解説ほかを参考にまとめました)。

書誌情報

『風と共に去りぬ』新潮文庫(全5冊)
マーガレット・ミッチェル著、大久保康雄竹内道之助
新潮社、1977年発行
  1. ISBN:4102091017
  2. ISBN:4102091025
  3. ISBN:4102091033
  4. ISBN:4102091041
  5. ISBN:410209105X
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