国によっては、国家体制が変化するときに、反体制派は窮地に追いやられるというのは、21世紀の今でも続いています。 また、選挙で選ばれるはずなのに、なぜか選挙の度に死者が出るという、過激な地域もあります。その地域では、選挙で勝てば権力も経済力も手に入り、負ければ生活が一変するというのです。 背筋がゾワッとする話です。 その様な中で、育まれるのは風刺画という文化です。 簡単に説明すると、ユーモアを交えた批判です。ただし、面と向かって抗議をするわけではないので、取り締まる前に流布するケースが多いようです。 舌鋒鋭く、批判を繰り返しても、怒りはエネルギーを消耗しますから、疲れ果てて沈静化してしまいます。…