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風疹

(サイエンス)
ふうしん

rubella
三日ばしかとも。


風疹ウイルスによって引き起こされる疾患。くしゃみなどで空気感染する。
日本では数年周期で流行し、春から夏にかけてが流行のピークとなる。小学生の患者が多い。
妊娠初期の妊婦が感染すると、風疹ウイルスが胎児に及んで先天的異常をもたらす、先天的風疹症候群CRS)を高い確率で引き起こす。

症状

2〜3週間の潜伏期間の後、発疹が顔にあらわれ、全身に広がる。同時に37~38℃程度の熱が出る。これらの症状は数日のうちになくなり、発疹は跡を残さない。
首や耳の後ろにリンパ腫脹ができるのが特徴。関節炎、急性脳炎などの合併症があらわれる場合もある。一度感染すると大部分の人は生涯風疹に感染することはない。
先述のとおり、妊娠初期の妊婦の感染により先天的風疹症候群が高確率で発生する。

治療

麻疹ウイルス自体に効く薬はなく、症状に応じた対処療法をとることとなる。

予防

弱毒化した種ウイルスを用いた風疹ワクチンによって予防をする。日本では麻疹風疹混合ワクチンが用いられている。

風疹ワクチン接種制度の変遷

  • 1977年、女子中学生を対象に接種開始
  • 1995年、接種対象が生後12か月から90か月未満の年齢の男女小児および中学生男女に変更
  • 2006年、麻疹とともに2回接種制度が導入され、1歳児(第1期)と小学校入学前1年間の幼児(第2期)に原則として、麻疹風疹混合(MR)ワクチンが接種されるようになる
  • 2008年度〜2012年度までの5年間、第1期、第2期に加えて、中学1年生(第3期)、高校3年生相当年齢の者(第4期)に定期接種として2回目の麻疹風疹混合ワクチンを公費負担で接種
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