俵屋宗達の傑作。桃山時代から江戸時代にかけて活躍した絵師・俵屋宗達の代表作、国宝。正式には「風神雷神図屏風」と呼ぶ。建仁寺所蔵。右に風袋を握った 風神、左にバチを持った雷神が描かれていて、見たことのない人は少ないであろう。100年後、尾形光琳が、200年後、酒井抱一が模写したが、オリジナル作にはまったく及ばない。明治期の今村紫紅(いまむら・しこう)が、宗達の「大胆で暢気な」精神をただしく受け継いだといえるだろう。
江戸初期の絵師俵屋宗達が描いたとみられる総金地の二曲屏風。左右一組(二曲一双)の構成。向かって右の屏風に白い風袋を抱えた緑色の風神が、左の屏風には連鼓を背負った白色の雷神が描かれている。現在は建仁寺所蔵。 概要 風神雷神のモデル 「雲龍図屏風」と「雷神図」 尾形光琳による模写 参考文献 概要 「風神雷神図屏風」は、総金地の二曲屏風が左右一組(二曲一双)で構成されている。左右それぞれの大きさは縦154.5cm×横169.8cm。金箔を貼った跡が格子状に見える。向かって右の屏風に白い風袋を抱えた緑色の風神が、左の屏風には連鼓を背負った白色の雷神が描かれている。 画中には落款も印章もない。しかし緊張…
出光美術館で開催中の、「出光美術館の軌跡 ここから、さきへIV『物、ものを呼ぶ―伴大納言絵巻から若冲へ』」に行ってきました。 1966年秋、東京・丸の内の帝劇ビル9階に開館して以来、皆さまに親しまれてきた出光美術館は、ビルの建替計画に伴い、2024年12月をもって、しばらくのあいだ休館する運びとなりました。 この節目の年にあたり4月から10月までは、「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」をテーマに掲げ、美術館のこれまでの歩みを4つの展覧会にわけて振り返りながら、コレクションを代表する作品の数々をご覧いただきます。 開館から58年の感謝をこめて、皆さまに楽しんでいただける展覧会を企画しました。ど…
ちょっと前の話になるのだが、 子供の夏休み 家族で東京旅行へ行ってきた 私も行ってみたかった 東京国立博物館と国立科学博物館へ 東京へ着いたその足でいざ出陣! まずは、東京国立博物館へ 展示物の多さに圧倒される 魅了されまくり 普段、仏像なんてまじまじ見ないけど、 あまりの繊細さに、 そして遥か昔の技術力の高さに もう、目を見開いて凝視せざるを得ない あっ、これ教科書で見た事ある!! ってレベルのものがわんさか!! さすが、東京国立博物館 外国の方も非常に多く 異国の方が特に注目されていたのが、 刀と鎧のコーナーでしたよ そして自分へのお土産になんか欲しい!と思い 風神雷神 パッケージのゴーフ…
今日も京都は暑いですが、辰の日と言う事で、 久しぶりに双龍図を撮りたくて、京都は祇園に有ります、 建仁寺へ行って来ました! ↓ここは元々「風神雷神図屏風」で有名なお寺です。 (これは複製ですが) ↓中庭が四方から眺められ、皆さん座ってくつろいで居られました。 ↓ここは室内等は撮影はOKですので。(雲龍図これも複製) ↓本日撮りたかった双龍図です。(2002年に描かれたものです) ↓双龍図のアップです。 ↓左の御朱印は300円です、右の御朱印帳は1700円です。 ↓よろしかったら、下記バーナーをクリックお願い致します。 ランキング参加中写真・カメラランキング参加中京都 ランキング参加中御朱印(神…
建仁寺御朱印 参拝日:令和5年(2023年)3月15日 本 坊 風神雷神図屛風 方 丈 雲竜図襖絵 方丈前庭 大雄苑 十一面観音菩薩坐像 法堂(拈華堂) 双竜図 納骨堂 大書院・小書院 方丈庭園 潮音庭 奉納作品 三門(望闕楼) 拝観時間・拝観料 アクセス 高台寺より徒歩10分、建仁寺北門に到着。 建仁寺境内図 本 坊 本坊 風神雷神図屛風 風神雷神図屛風 雷神 風神 本坊の上り直ぐに国宝「風神雷神図屛風」を拝観できます。精巧に再現されたデジタル複製画と言う事ですが、迫力が違います。原本は、京都国立博物館内で保管されています。 俵屋宗達筆 国宝 江戸時代 二曲一双 紙本金地著色 各縦154.5…
先日、おかげ様で以前UPした「建仁寺」のログが吹っ飛んでしまいましたので・・・、再訪し再録したいと思います。 実は前回、初めて建仁寺を訪れた時は所用の「ついで」に寄ってみたワケでして^^;、そしたらなんとまあスンバらしいお寺さんなんだと・・これは再度ちゃんと見学目的で訪れなければ・・!と思っていたので、そういう意味ではちょうど良かったかも知れません・・^^; 前回は北門から入ったので、今回は勅使門の方からお邪魔します! 立派な三門(望闕楼)ですね・・! 三門から法堂が見えます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); この日はめちゃ…
風神雷神図屏風 (約1100文字・購読時間1分30秒) 江戸時代を代表する画派として琳派という人たちがいる。狩野派、土佐派など血縁や師弟関係でつながる画派とは異なり、私淑によって同系統の技法・画風、作品群を残した俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一などの総称である。それぞれ俵屋宗達(17世紀前半)、尾形光琳(17世紀前半〜18世紀前半)、酒井抱一(18世紀末〜19世紀前半)と活動期間が100年ほど間があり、互いに直接の面識があるわけではない。ただし、光琳は宗達と一緒に活動していた本阿弥光悦の親戚であり、家に宗達の絵が多くあったため、見ることが出来た。また、光琳の活動拠点は京都であったが、江戸に出稼ぎに…
六道珍皇寺のすぐ北側にある禅寺・建仁寺 3月20日に、六道珍皇寺へ、金泥御朱印を頂きに行った時に、直ぐ側の建仁寺にも足を運びました。 祇園花見小路から、すぐなのに、行ったことがなかったんです。 花見小路側の北入口 ↓ ここから入りました。裏口入門。 建仁寺といえば、俵屋宗達の風神雷神図屏風 靴を脱いであがったすぐの間に、鎮座しておりますこの有名な屏風。 これは、レプリカなんだそうです。 本物は、京都国立博物館に展示されているんですって。 …というわけで、この屏風の写真は撮り放題です。 風神雷神図は、美術の教科書や、歴史の教科書にも載っていますし、商業デザインにも使われていて(風邪薬など)、誰で…
彫刻 風神・雷神像 ・作者不明 (鎌倉時代) 京都妙法院三十三間堂 屏風絵 風神・雷神図屏風(びょうぶ) ・俵屋宗達(江戸時代初期17世紀前半)京都建仁寺が所蔵 ・尾形光琳(江戸時代前期18世紀初)東京国立博物館所蔵 ・酒井抱一(江戸時代後期1821年頃)出光美術館所蔵 三十三間堂には等身大の千手観音像が一千一体も祀られており、そこに、仏界の最強軍団である「二十八部衆(毘沙門天、帝釈天他)」がそれら千手観音像を守っています。 初め、風神・雷神は荒れ狂うと衣食住を壊滅してしまうので、仏界では悪神に認定され、仏界が差し向けた二十八部衆と熾烈な戦いを繰り広げていました。そして、ついに風神・雷神は降伏…
江戸時代初期の絵師 俵屋宗達は「風神雷神図屏風」を描くとき、13世紀前半の北野天神縁起絵巻の菅原道真の怨霊と鎌倉時代の京都妙法院三十三間堂の風神・雷神の彫刻を参考にしたそうです。 yaseta.hateblo.jp 何年か前、年賀状の挿絵に使うため、京都妙法院三十三間堂の風神・雷神の彫刻を模写したマンガを取り出し、昨日「風神雷神図屏風」を模写したマンガを比較したところ、風神と雷神の位置が逆になっていたので、調べてみました。三十三間堂には等身大の千手観音像が一千一体も祀られており、そこに、仏界の最強軍団「二十八部衆」がそれら観音像を守っています。風神・雷神が荒れ狂うと衣食住を壊滅してしまうので、…
久しぶりにベトナムに出かけた。前回はサイゴン、フエと南の方だったので、今回はハノイを訪問することにした。ついでに世界遺産ハロン湾も見てこようと思う。前回の旅の記録はこちら。 インドシナ周回の旅(2002~2003) - starwish’s diary 羽田空港にあった風神雷神図屏風 ベトナムなのにいきなり日本的な画で始まってしまった。前回は入国・出国とも陸路だったが、今回は流石に日程に前回ほど余裕がなく空路をとったので、羽田から出国することになった。 羽田の国際線ターミナルを利用するのは初めてだったが、機能的に整備が行き届いていて快適だった。出国審査で顔認証ゲートというものを初めて使ったが、…
本日の山口さんの作品は間の取り方が琳派絵画の【風神雷神図屏風】のようです。 花茂さん、当日もこんな椿をお願いします(笑)
・本ページはプロモーションが含まれています。 2025年も始まりましたね。 お正月は私は近所の神社に初詣をして、家族の健康祈願をしてきました。 こんにちはコヨコヨリです。 さて、昨年の年末から「2025年の注目の美術展」と題して、「日経おとなのOFF 絶対見逃せない2025美術展」から海外のピックアップした美術展を紹介する投稿をしま したが、今回は続きで「日本編」をご紹介します。 今年の国内の美術展は関東と関西で一段と華やかな展示に盛り上がりそうです。 こちらも皆様のご参考になれば嬉しいです。 ちなみに前回の投稿はこちらになります。↓ museumpiece52625.hatenablog.c…
東京出張の機会に、六本木のサントリー美術館へ、没後三百年記念「英(はなぶさ)一蝶」を見に出かけました。副題は、「風流才子、浮世を写す」。この画家の放つ遊蕩なフェロモンのような魅力に、逆らうことのできない自分を感じています。 重要文化財 《布晒舞図》 英一蝶 一幅 江戸時代 17~18世紀 遠山記念館 英(はなぶさ)一蝶は、江戸初期の、元禄前後の画家です。徳川になって戦争は終わり、全体に楽天的で平和な時代の軽い空気が、一蝶の作品からは窺えます。特に彼の個性であるマンガ的な描線や笑いの精神は、時代性と合致しただけでなく、《鳥獣戯画》などのわが国の漫画の伝統をも、しっかり継承しています。素早い筆致で…
最終回. 9. 風神・雷神図 世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。 名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。また、イサム・ノグチ設計の慶應義塾大学旧ノグチルームのヴァーチャル・ツアーが行えます。風神雷神図屏風(俵屋宗達)Wikipediaよりwww.youtube.com Youtubeのチャンネル保湯どんより、"CG映像トリックアート☆風神雷神図屏風をアニメーションで異界の特撮物語にする" 自然をつかさどる風神雷神は、古く…
1. 1月3日 小杉放菴記念日光美術館 小杉放菴記念日光美術館 (1月3日) - トムジィの日常雑記 2. 1月11日 東京富士美術館 東京富士美術館 (1月11日) - トムジィの日常雑記 3. 1月25日 西洋美術館 キュビスム展 (1月25日) - トムジィの日常雑記 4. 1月31日 たましん美術館ー邨田丹陵 たましん美術館「邨田丹陵-時代を描いたやまと絵師」 (1月31日) - トムジィの日常雑記 5. 2月1日 東京都美術館ー印象派モネからアメリカへ 「印象派 モネからアメリカへ」 東京都美術館 (2月1日) - トムジィの日常雑記 6. 2月8日 府中市美術館ー現代アート 府中市…
平安文学、いとをかしー国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」と王朝美のあゆみ ■2024年11月16日〜2025年1月13日■静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) 静嘉堂自慢の国宝である宗達の「源氏物語関屋澪標図屏風」を呼び水として、平安時代に書かれた物語や和歌などにちなんだ品々を集合させたコレクション展です。 当然に今年の大河ドラマを意識しての企画と思われますが、渋い江戸期の版本から中世絵巻の傑作、さらに現代工芸家の作品まで登場していて内容は結構多彩です。とても面白く鑑賞することができました。 www.seikado.or.jp 『平治物語』自体はおそらく鎌倉時代に入ってから成立したテキストであり、そ…
俵屋宗達は幕府や宮中などの王道の御用絵師ではないが、突然現れた巨匠であることは間違いない。江戸時代の画家があこがれ、やがて琳派と呼ばれる系譜の祖となっている。宗達と言えば風神雷神図屏風だが、そちらは京博の美のるつぼで通期展示される。日本国宝展では京博の蓮池水禽図が出品される。薄墨で2茎の蓮と2羽のかいつぶりを描いている。派手さはなく、墨使いを楽しむ作品である。 期間:ⅣⅤⅥ レア ★★☆観たい ★★☆コラボ ★☆☆ tsumugu.yomiuri.co.jp
京博で開催される美のるつぼ展のメインビジュアルとなっているのは風神雷神図屏風(と北斎の神奈川沖浪裏の合成)。 作者は琳派の祖である俵屋宗達。金屏風に風神と雷神を描いた傑作で、尾形光琳が模写し、さらにそれを酒井抱一が模写している。いずれも宗達が描く神さまの表情をよくトレースしており、模写をしたくなるぐらい魅力的な絵であるということが分かる。目玉展示品であることは間違いなく、もしかしたら光琳か抱一(その両方)とのコラボ展示があるかもしれない。 通期 レア ★☆☆観たい ★★☆コラボ ★☆☆ rutsubo2025.jp
今年最後の箱根・仙石原にある東急リゾート箱根甲子園に株主優待券を利用して宿泊を予約。Σ(゚□゚)あっ!!という間に、当日を迎えました。 自宅〉中原街道〉保土ヶ谷バイパス〉横浜町田ICから東名高速〉小田原厚木有料道路と順調に走行。 小田原厚木有料道路に入ると流れてはいるものの、箱根&熱海方面に向かうクルマで交通量は普段より多い。 晩秋且つ晴天☀️の日曜日。箱根日帰りで紅葉🍁狩りの家族連れやバイカー🏍️も多数。小田厚名物の覆面パトカー🚓も活躍中。 そんな中、追越車線から、おランボ&おフェラ、ポルポル7台が爆音を響かせて抜いていきました。車体色は赤、青、黒、黄、白。 追越車線も詰まって来て、走行車線…
TVの京都番組のほか、京都のローカルニュースや<Kyoutopi>というサイト(*1)から情報を得て、歴史や伝統ある寺院等で紅葉が見ごろなところをいくつかリストアップしておいた。その中で数ある東山の神社・仏閣から、建仁寺と正伝永源院を訪ねた。 建仁寺は京都最古の禅寺。13世紀に源頼家が創建し、その後荒廃したものの、16世紀末徳川家康のブレーンだった安国寺恵瓊が再建したという。東山安井のバス停で降りて、少し坂を下ったところにある。途中、英語で解説しながら観光客を運ぶ人力車に追い抜かれた。 この寺は、風神雷神図屏風が有名だが、今日の目的は広い境内の紅葉。東大路の東側(清水寺・八坂神社ら)と違って、…
こんにちは。マンションを買いたい株初心者のめめです。 日記は無理だけどだ月記ならいけるかな〜という気持ちで書いていこうと思います。 第1週 1〜4 大学の面接授業と美術館 第2週 5〜10 大学の通信指導開始と友だちとお茶 第3週 11〜17 整形外科と健康診断結果と婦人科検診 第4週 18〜25 乳がん検診と三島〜熱海へ家族旅行 第5週 26〜30 大学の通信指導終了と映画鑑賞と展覧会へ 第1週 1〜4 大学の面接授業と美術館 チョコザップ0回 【特別展】没後50年記念 福田平八郎×琳派 今週は仕事が詰まっていない予定だったので金〜土で面接授業を受けたんだけど、先生の一人があまりにも(中略)…
尾形光琳という江戸時代の画家の展示をみます 見終わって、ふと気が付くのが、江戸時代の画家その人も入るのですが、画家のパトロンに近くなる、商人、武士?ここでは文人というくくり方にしますが、そうした人のネットワークがあったのだろうということ、ですね アーティストが1か月とかいいえ、1年とか、客としているということがあると、解説にでてきますそのアーティストを囲んで、おそらくは茶会がありアートのものの、サロンといっていい空間ができたのだと想像します そのひろがりは、江戸、京都はもちろん、地方ともつながっていたということを、解説はいいますね そこで、思うのが、移動は基本徒歩だし、旅は命がけという面がある…
伊豆旅行初日、十国峠のケーブルカーの後に向かったのが熱海のMOA美術館。 光琳 国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」 光琳 国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」 – MOA美術館 | MOA MUSEUM OF ART (閲覧:11月30日) 11月1日から11月26日までの会期、休館日があるので実質20日程度と短い企画展。そしてMOAにとって目玉ともいうべき《紅白梅図屏風》は通常春先の梅の季節に公開されるのが、11月に出るという。この企画展に間に合うように健保の宿を抽選申し込みして、うまく当たったということで行くことができた。それも会期の最終日にギリギリに間に合った。 しかも…