7月17日、唐子・鍵考古学ミュージアムを訪れた。この時、三輪山が思いの外、近くに見えたので、涼しくなったら纏向遺跡まで歩いて見ようと考えた。 唐子・鍵遺跡から出土した土器の線刻画から復元された望楼は有名だが来たことはなかった。初めての訪問である。 遺跡の入り口に資料館があり、大型建物の発掘現場が保存、展示されている。残念ながら時間が早すぎて中には入れなかったので外からガラス越しに見学した。唐子・鍵遺跡は大規模な環壕集落の跡だ。その環壕の一部が復元されている。環壕は防御のためと考えられている。この遺跡は何重もの環壕で取り囲まれている。ところがこのように水を湛えた環壕は外側だけで、内側の環壕は乾い…